牟呂用水と神野新田は苦難の歴史

 広大な田園は、水量豊かな用水で育まれています。現在はあまり撮影に行けませんが、ビデオ撮影の練習で自転車で近所の神野新田に行きました。一見、見渡す限りの田園と用水路ですが、ここには新田開発や用水開発で先人が大変な苦労をされて成し遂げた歴史があります。こののんびりとした風景の中に、私は「豊かな水が流れている」という魅力を感じます。

 以前、まちづくりの発表会で、この牟呂用水を活かしたいという意見がありました。私は旅行の添乗員をしていた事もあり、すぐに思いつくのは「用水巡りが出来る舟」です。もちろん、単に舟を出せばよいというものではありません。それには、様々な工夫が必要です。人は、水の流れを見ると心が安らぎます。そんな効果を得られつつも田園風景も楽しめる何かが出来れば良いのではと、私は思います。魅力が埋もれた豊橋の一部が、ここにあるような気がします。